色のついている価値

皆様、こんにちは。鷲見です。

今年の冬は結構暖かいですね。
スキー場も雨で大変だとか。

年末ともなると
テレビで映画が放送されることも多く

何気なくテレビをつけると
「響け!ユーフォニアム」の劇場版が放送されていました。



有名だったので
名前だけは知っていましたが
観たことも
本を読んだこともなかったのですが、

京都アニメーションが制作しているということで
ダラダラと観てみることにしてみました。

面白かったです。
最近のアニメは本当に素晴らしいです。

凄いですね。
ホントに。

劇場版の中で
高坂さんのセリフに
「私、特別になりたいの。」
というものがあります。

このシーンで
高坂さんに
主人公は共鳴します。

高坂さんは
世界から
承認を得たいということを言っているのです。

それは
自分が「何者か?」という回答を
世界から返答されるということです。

「普遍的」な価値を得るということです。

”なんかわかるなあ~”って思ってみていました。
スペシャルになりたい気持ちはわかります。
1番ではなく、特別になりたいのです。

普遍的な価値のパワーが
ものすごいからです。
それが欲しいのです。

自分を確立したいのです。

でも、
本当にそれは大切なものなのかと
いつの頃からか
考えるようになりました。

世界から
特別であると認められることが
本当に自分にとっては
価値のあることなのかと。

より重要なことは
「特有性」の価値ではないかと。

苦しい時、つらい時、悲しい時
前に進むことが難しい時、

立ち戻り、
エネルギーを回復し
もう一度
前進するための勇気を与えてくれるのは

家族や友人、
一緒に大切な時間を共有した人、
一緒に目標に向かって戦った人、
もしかしたら
人ではなく
モノや、
カタチの無い何かなのかもしれません。

そういう
自分だけの
特有の価値のあるものではないでしょうか。

喜びや
楽しさを分かち合えるのも
普遍的ではなく
自分特有の大切なコトなのです。




自分だけの特有の価値、関係性を固めることの方が
人生を長く、鮮やかに彩ってくれるのではないでしょうか。

“特別を目指すな”
というわけではありませんが
普遍といいながら
世界の「特別」は移りゆきます。

特別であったはずなのに
移り行く価値により
自分がスペシャルではなくなった時
とても危うい状況になります。

大切であると思っていた価値が
消えてしまうのです。



普遍ではなく
自分だけの
特有の価値を広げ、深めること
それが
人生を楽しむことにつながるのではないかと思います。

特有の価値は
不変ではないかもしれませんが
変化は穏やかであり

そして
世界は特有の価値を奪うことはできません。


大切にすべき価値って
そこにあるんじゃないかって
思っています。


まあ

でも、
10代や20代の人たちが
「特別になるんだ!」って言っているのを聞いたら

目指そうぜー!!って言うでしょうけど。








2023年、
もうすぐ終わりますね。

なかなか

面白い年でした。




2024年がはじまります。
自分だけの価値を大切にしていきましょうー!
きっと
彩を豊かにしてくれるはずです!